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『閉経の逆襲 ババア・ウォーズ2』(中村うさぎ) [読書(随筆)]

 週刊文春に連載された、ご存じ中村うさぎさんの女王様エッセイ集。出版は2010年6月です。

 中村うさぎさんと言えば、自らの身体による実践を通じて女性の自我に関わる問題意識を深く過激に主体的に追求するエッセイで注目されているわけですが、そういう極北的な随筆文学のかたわらで、オヤジ向け雑誌に連載している自爆ギャグ女王様エッセイをちゃんと書き続け、中高年男性読者へのおもてなし(および出版社から前借りした原稿料)もないがしろにしないプロ根性が立派。そして、実はどちらにも同じことを書いているというのがまた凄いところ。

 というわけで、気軽に読める女王様エッセイ最新刊です。妙に可愛いイラストは前巻に引き続き「るん ビュイック」さんが担当しています。

 今巻では、帯で「まさかの妊娠疑惑が勃発!?」などとあおっていますが、連載時はともかく、こうして本にまとまるとタイトルでオチがバレバレですね。著者も既に五十歳目前(連載時)、少しは落ち着くかと思えば、これが。

 クレジットローンを組もうとして審査に落とされてショックを受けたり、恋人にあっさり裏切られて落ち込んだり、男にモテるべく「床上手」を目指して“秘密の特訓”にいそしんだり、それなのに一向にモテないことにマジ切れしたり、再び美容整形してみたり、レズコミュニティにアプローチしてみたり。

 というわけで、閉経しようが齢五十を重ねようが、少しも動じず色々な意味で煩悩まっしぐらの姿に、なぜか微妙な安心感を覚えてしまいます。しかし、もし著者が妊娠出産していたとしたら、そしたら「育児」にハマって大金つぎ込んであらゆる育児法を試していたのではないか、などと想像してしまい、それはとても恐ろしい。

 それはそれとして、借金返済だけで毎月四十万円が自動的に消える、金がないのでカードローンに頼る、するとまた借金が膨らむ、そこに税金滞納で税務署から追徴金含め一千万円を請求された、とほほ、というのは、それはちょっとマズいのではないでしょうか。


タグ:中村うさぎ
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コメント 1

syun

レズコミュニティにアプローチってwww笑))
by syun (2011-01-03 13:22) 

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