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『SpF7(Spファイル7号)』冬コミで販売 [その他]

 mixi発の超常同人誌『SpF7(Spファイル7号)』が冬コミで販売されます。私も寄稿しているので、宣伝させて下さい。

12月31日(木) 西地区 “よ” ブロック 34b

 夏コミは落選、その後の通販も1カ月限定だったので、レア・アイテム化必至と言われる7号。苦もなく手に入れる最後のチャンスかも知れません。今年最後の数時間を『SpF7』と共に。

 詳しくはこちらへ。「Spファイル友の会」http://sp-file.oops.jp/

 というわけで、今年の日記更新はこれで最後です。皆様よいお年を。


[SpF7 目次]

『その後の幽霊飛行船』(ものぐさ太郎α)
『帰ってきた空飛ぶ円盤とウルトラマン<円盤総進撃>』(黒木隊長)
『フリンジ fringe vol.1 円盤と犬』(ペンパル募集)
『オタマジャクシ騒動の夏(2009年6月4日~7月1日)』(なかねくん)
『「真の人類文明」を求めて…太田龍氏の長い旅路』(原田実(偽史学博士))
『星おくりびと』(黒木隊長)
『ヒトダマからエンバンへ ~古記録円盤小ネタ集~』(ものぐさ太郎α)
『超常漫画 アタシらオカルト研究会』(横山雅司)
『エルビスは生きている?』(ボーダーランド)
『徹底解読『最新 異星人遭遇事件百科』郡純(前編)』(ペンパル募集)
『円盤劇画の世界「少年の街ZF」』(プレジデントマン)
『えんばん手帖』(近衛)
『アイ シイ』(渚のいん)
『第三戦争(1)』(ペンパル募集)
『偽月』(馬場秀和)
『宇宙人とUMAとの遭遇展に行った』(ものぐさ太郎α)
カラー別冊(美登利、横山、aurora)


タグ:同人誌
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『トンデモ超能力入門』(皆神龍太郎、石川幹人) [読書(オカルト)]

 フリーメイソンの次は超能力だ!

 懐疑主義者・と学会の皆神龍太郎さんと、超能力研究の第一人者・明治大学教授の石川幹人さんが、超心理学の歴史から現状、その課題まで、真摯に語り合った対談を収録した一冊。出版は2009年12月。

 いわゆる「徹底論争、超能力はあるか」みたいな論争本でもないし、「ここがヘンだよ超心理学」みたいなツッコミ本でもありません。日本ではあまり知られていない、というかうさん臭い目で見られている「超心理学」という研究分野について、現在ではそれが科学として認められるだけの厳密なものになっていることを教えてくれる本なのです。

 懐疑主義者と超心理学研究者、基本的には「敵」同士の二人ですが、いずれも「日本では、肯定派も否定派も、そもそも超心理学という分野の現状と成果についてあまりにも無知である」という憤りを共有しているためか、ぴたりと息が合っています。ときどき皮肉が応酬されるのも、微笑ましいレベル。

「多くの日本の学者が思っているほど、超心理学というのはいい加減な学問でもなければ、議論をすれば簡単に論破できる程度の存在でもないのです。トンデモさんが多い、他の超常業界と比べれば、超心理学はまさに別格の存在といえます。でも残念ながら、そういうことは日本では全くといっていいほど知られていないのです」(p.6 「はじめに」より、皆神龍太郎)

「立場は違うものの、科学的な姿勢は共通するので、対談の至るところで意見が合致してしまいました。(中略)この対談は、実情を正確に伝えようとする健全な営みであることを、まずは強調しておきましょう」(p.272「あとがき」より、石川幹人)

 というわけで、非常にバランスがとれており、超能力に対するスタンスに関わらず、誰でも心地よく読むことが出来るはず。石川さんのいかにも人柄の良さそうな(でも辛苦を重ねてきたことがうかがえる)物言いにはとても好感が持てます。

 ちなみに、二人の対談に添えられた藤本和也さんのイラストやマンガが、これまた昔の学習漫画のノリで大いに楽しめます。

 個人的には、超心理学の様々な実験についての情報がものすごく興味深かったですね。

 一番気に入ったのは、ヒヨコとロボットの実験。卵から孵ったばかりのヒヨコにランダムウォークロボットを見せて親だと刷り込みをしておく。そのヒヨコを固定して、ロボットをランダムに動き回らせる。ヒヨコにわずかでもPKがあれば、ロボットはヒヨコに近づく方向に動くことが有意に多くなるのではないか・・・。

 他にも、キュウリのヒーリング実験、乱数発生器を持って映画『おくりびと』を何度も何度も鑑賞し、映画が盛り上がるタイミングと発生乱数の乱れに何か相関がないかを調べる研究など。

 もちろん情報も充実していて、ガンツフェルト論争の詳細(懐疑者着者と研究者の間で、驚くほどハイレベルな議論が行われた)、ピアース=プラット実験の裏話、福来博士の千里眼事件には当時の超有名クラスの科学者がみんなからんでいたとか、知らなかったことがぞろぞろ。

 でも一番驚いたのは、ちゃんとした超心理学の研究者が日本には3~4名しかいないという事実かも知れません。読み終える頃には「頑張れ超心理学!」と応援する気になりました。「いかがわしくない、科学の名に恥じない真っ当な超能力研究」の現状と課題について知りたい方は必読の一冊でしょう。


タグ:と学会
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『プラスマイナス 119号』 [その他]

 『プラスマイナス』は、詩、短歌、小説、旅行記、身辺雑記など様々な文章を掲載する文芸同人誌です。配偶者が編集メンバーの一人ということで、宣伝を兼ねて最新号をご紹介いたします。

 今号では、『香港映画は面白いぞ』(やましたみか)が台湾旅行記になっていて面白かったですね。台北郊外の温泉街を中心に5泊の旅。うらやましい。他に『目黒川には鯰が』(島野律子)は乳ガン手術体験。治療費についても詳しく書かれています。『一坪菜園生活』(山崎純)は里子との面会。親族の面会者が一人もいない彼女が「ママ」という概念を知らなかった、という部分は胸につまります。

 編集後記「二十歳の私、私の二十年」は、ペンパル募集さん。

 グラフィック・デザイン専門学校に通い、そこで将来の奥さんとなる女性と出会い、友達と会社を興して、ばりばりと仕事して、結婚して子供を作り、そこで「ああ俺には何にもない」という気持ちが高じて円盤の世界へ・・・。

 そっちに何かあるといいですね。


[プラスマイナス119号 目次]

巻頭詩1 『草原』(深雪)、イラスト(D.Zon)
巻頭詩2(再掲)(アリス)
俳句 『微熱帯 二十七』(内田水果)
詩 『肉食』(多亜若)
詩 『天水路』(島野律子)
随筆 『目黒川には鯰が 6』(島野律子)*1
詩 『記憶』(彩=iro=)
特集 41号と61号の表紙再掲
        41号表紙より『舌』(せきねみゆき)
        61号表紙より『おじいちゃんに会いに行く』(平嶋千恵)
随筆 『一坪菜園生活 8』(山崎純)
随筆 『香港映画は面白いぞ 119』(やましたみか)
詩 『葡萄棚の夜』(深雪)
イラストエッセイ 『脇道の話 58』(D.Zon)
編集後記

*1:本紙に掲載された表題は『目黒川には鯰が 5』となっていますが、著者に確認したところ6の間違いとのことで、上のリストでは修正しておきました。


 というわけで、盛りだくさんで定価300円の『プラスマイナス』、講読などのお問い合わせは以下のページへどうぞ。

弱拡大
http://www.aa.cyberhome.ne.jp/~babahide/


タグ:同人誌
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『いっしょに生きよう』(ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア)、『記憶屋ジョニイ』(ウィリアム・ギブスン) [読書(SF)]

 SFマガジン2010年1月号は「創刊50周年記念特大号PART-I 海外SF篇」ということで、人気の高い海外SF作家たちの作品をごっそり翻訳紹介してくれました。近作12篇に名作再録5篇というボリューム。年末に向けて少しずつ読んでゆくことにします。

 今回は、伝統的なストーリーを新しいスタイルで書いたSF2篇。

 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの『いっしょに生きよう』は、事故で故郷に帰還できなくなった異星生命体と、地球からやってきた惑星探査員たちとのファースト・コンタクトを描く作品。

 異星生命体と地球人、それぞれの視点を適宜切り換える記述スタイルで物語はスピーディに展開します。タイトルを見ただけで、これは『20億の針』(ハル・クレメント)パターンだなと予想がつきますが、異星生命体の心理描写や、テレパシーによる接触を受けたときに地球人がとる対策(ナンセンス歌を大声で歌う)など、細部の面白さで最後まで楽しめます。

 設定、ストーリーとも、いかにも古めかしい伝統的SFなんですが、これをティプトリーが書くと古臭く感じないのが不思議なところ。

 ウィリアム・ギブスンの『記憶屋ジョニイ』は、いわずと知れたサイバーパンクの金字塔とも言うべき有名短篇。本作が収録された短編集『クローム襲撃』および長編『ニューロマンサー』により、SF界にサイバーパンク旋風が巻き起こったのは記憶に新しいところです。と言ったものの、もう四半世紀も前のことだと気づいてびっくり。

 古めかしいハードボイルド小説の定番ストーリーに、サイバーガジェットを大量にぶち込んで、クールなスタイルで最後まで押し切ってしまう。今になって『記憶屋ジョニイ』を読むと、もちろん懐かしさもありますが、むしろあの頃の興奮と熱気が蘇ってきたりして、ちょっと気恥ずかしい。

 当時はテクノロジーによる人間性の変容というテーマがどうのこうの大真面目に論じていましたが(若かった)、結局のところサイバーパンクとは、 SF界の新しい潮流でもSF革新運動でもなく、要はギブスンのスタイルにハマった人々が興奮して騒いでいただけのことではないか。今にして思い返すと、そんな気もします。気がするだけです。


タグ:SFマガジン
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『凍った旅』(フィリップ・K・ディック)、『昔には帰れない』(R・A・ラファティ) [読書(SF)]

 SFマガジン2010年1月号は「創刊50周年記念特大号PART-I 海外SF篇」ということで、人気の高い海外SF作家たちの作品をごっそり翻訳紹介してくれました。近作12篇に名作再録5篇というボリューム。年末に向けて少しずつ読んでゆくことにします。

 今回は、子供時代の思い出を扱った奇想作品2篇。

 フィリップ・K・ディックの『凍った旅』は、恒星間移民船で植民星に運ばれてゆく途中、冷凍睡眠装置の故障により目覚めてしまい、到着まで十年間もの歳月を意識を保ったまま過ごさなければならなくなる男の話。

 宇宙船のコンピュータは、主人公の正気を保つために、強制的に夢を見せることにします。過去の記憶から楽しい体験だけを選んでハッピーな夢を構築し、それを十年間リピートするというわけですが、どういうわけか、どんなに楽しい夢を見せても、途中からぼろぼろ崩壊して悪夢に変容してゆくのです。

 楽しい夢が次第に悪夢へと転がり落ちてゆく感触。しかもそれを何度も何度もリピートして再体験し続けるという設定。まさしく「ディック的な悪夢世界」そのものというか、まるでセルフパロディのような典型的ディック作品。

 悪夢の源は、主人公が子供時代に犯したささいな罪なのですが、それが潜在意識の下で強大な罪悪感へと成長しており、たとえ楽しい夢を見ていても、いやそれゆえに、罪悪感が自分を罰しようとする。結果として夢は悪夢化し、ついには現実世界認識そのものを業罰に変えてしまう。何とも嫌な話です。

 ただし、主人公の正気を保つべく悪戦苦闘するコンピュータのぼやきなど、ブラックユーモアの側面も強く、客観的には素晴らしいハッピーエンド、主観的には果てしないバッドエンドという皮肉も効いていて、あまり深刻にならずに楽しめる好篇です。

 ラファティの『昔には帰れない』は、子供時代に何度か訪れた思い出の月世界が本当にあったのか確かめようとする大人たちの話。確かに月世界はありましたが、再訪してみると何とも見すぼらしい寂れた田舎に過ぎないことが分かってしまいます。がっかりした彼らは悟るのでした。昔には帰れない。

 という粗筋を紹介しても訳がわからないというか、何の意味もないことは、ラファティの作品を読んだことのある方にはよくお分かりのことでしょう。本作はお得意の「不可解な子供たち」テーマの一種ですが、特有のぶっ飛び感に加えて、おとぎ話の雰囲気や奇妙なノスタルジィなど、ラファティ短篇の特色がバランスよく含まれた傑作だと思います。読んでいてすごく楽しい。

 SFというジャンル小説に、ディックやラファティのような個性的な作家が書く何とも形容しようのない、それこそ「ディック的」とか「ラファティらしい」としか言いようのない変な作品が含まれているのは本当に嬉しいことです。


タグ:SFマガジン
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