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『知日05 猫』(蘇静:主編) [読書(随筆)]

 「日本の猫は幸福感にあふれている。そういうところでは、人も幸福なのではないだろうか」(巻頭言より)

 中国関係書籍専門書店である東方書店で、中国の日本文化誌『知日』の猫特集号を手に入れました。雑誌出版(中信出版社)は2012年08月です。

 『知日』は、主に中国の若者向けに、日本のあれこれを紹介する月刊誌。『東方』391号(2013年9月)に寄稿された『『知日』と私』(毛丹青)には、次のように書かれています。

 「『知日』は2011年1月初めに創刊された。(中略)日本語の「等身大」という言葉の意味は、「ありのまま」ということだ。誇張せず蔑視せず賛美せず、文化の記録と叙述として、今後の理解を深めるための道をつくる」

 「『知日』の雑誌作りの原則は、中国の読者のために日本の生の体験、直の体験を提供することにある。日本の文化、芸術、クリエイティブや旅行などを表現し記録することに努め、ついに2013年には月刊誌としてリニューアルした」

 編集部員はみんな「八0後」世代とのことで、実際に『知日』のバックナンバーリストを見てみると、いかにも中国の若者が興味を持ちそうな特集テーマが並んでいます。

 奈良美智、制服、鉄道、妖怪、森ガール、禅、断捨離ブーム、暴走族、・・・。

 前置きが長くなりましたが、その『知日』の第5号、猫特集号です。表紙はかご猫シロ(http://kagonekoshiro.blog86.fc2.com/)のチャーミングなお鼻が、どどーっんと、どアップで。

 シロちゃんは中国でも「猫叔」(猫おじさん)として大人気なので、表紙モデルへの起用も納得できるのですが、この鼻接写はどういうことか。前述の『『知日』と私』(毛丹青)によると。

 「猫特集の表紙は、猫の鼻のアップだ。出版前に若いスタッフから幾つかの案が出され、そのなかから私はこの表紙を強く推した。編集長とデザイナーには、日本の書店で見かける猫の本で鼻のアップはほとんど見かけない、多くが猫の眼だと主張した。他がしないようなことを敢えてしていこうというわけだ」

 つまり、シロちゃん最大のチャームポイントはあの鼻だ、という主張かと思われます。私も同感です。

 特集内容はこんな感じ。

  日本における猫の歴史
  猫マンガの歴史
  猫島
  猫カフェ
  荒木経惟と愛猫チロ
  猫写真
  猫エッセイ
  猫缶
  『みさおとふくまる』
  ハローキティ
  猫画家
  かご猫シロ
  猫雑誌
  猫駅長たま
  猫にまつわる日本のことわざ。

 文章は中国語で書かれているので私には読めないのですが、ほとんどのページに写真が掲載されており、パラパラめくるだけで楽しめます。お馴染みの人気猫たちの写真も多数収録。

 猫マンガのページでは、『What's Michael』、『くるねこ』、「猫絵十兵衛』、『猫ラーメン』、『よん&むー』など基本を押えているのはもちろん、『うる星やつら』のこたつ猫、『らんま1/2』の猫コスプレ、『百姓貴族』のここにも猫、『とりぱん』のあそこにも猫、という具合に、編集担当者が一人で盛り上がっている様子が見えて微笑ましく。

 というわけで、可愛い猫の写真が満載で、中国語が分からなくても楽しめる『知日05 猫』です。犬好きの皆様には、『知日11 犬』(2013年05月号)をどうぞ。

 手に入る今のうちに、バックナンバー集めておいた方がいいかしらん。『制服』とか『妖怪』とか『森ガール』とか、気になる。考えてみれば、私、日本文化についてよく知らないし。


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