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『不思議の国のアリス』(森山開次) [ダンス]

 2017年7月30日の午前は、夫婦でKAAT神奈川芸術劇場に行って森山開次さんの新作公演を鑑賞しました。森山開次さんを含む6名が踊る70分の作品です。

 KAATキッズ・プログラム2017ということで、ほとんどの観客が親子連れ。大人も子供も、中スタジオを取り囲むように床に坐って、一緒に楽しむ舞台となっています。

[キャスト他]

演出・振付・出演: 森山開次
出演: 森山開次、辻本知彦、島地保武、下司尚実、引間文佳、まりあ
テキスト: 三浦直之
衣裳: ひびのこづえ
音楽: 松本淳一


 出演者は豪華で、Noismやフォーサイス・カンパニーで活躍していた辻本知彦さんや島地保武さんが、がんがん踊ります。芋虫が羽化して飛んでゆくシーンや、チェシャ猫が消えたり現れたりするシーンなど、特殊効果が必要となる場面は、全力の振付というか、ものすごいダンスで表現されます。辻本知彦さんや島地保武さんがガチで踊るとこういうことに。本気のダンスは必ず子供を魅了する、という森山開次さんの信念を見た。

 森山開次さん自身は白ウサギの役でしたが、それほど踊らないのが残念でした。四つんばいウサギ跳びで客席間を飛び回り、子供たちをおびやかしていたのが印象的(やると思った)。不思議でちょっと怖い謎の生きものになると実にぴったりというか、NHK Eテレ「からだであそぼ」のカイジ君を思いだします。

 引間文佳さんの新体操技(リボン、ボール)など、ダンス以外にも様々な技術が駆使されます。圧巻なのはスタジオの壁面、巨大な鏡を利用した赤の女王の登場シーンの演出で、そこから始める一連のクライマックスときたら、ひびのこづえさんがデザインした衣装(すごい)と、観客を惹きつける下司尚実さんの大仰な演技で、とても目が離せません。子供もおおうけ。

 オーディションでアリス役を射止めた新人女優「まりあ」さんは、これが初舞台とは思えない堂々たる演技で舞台を盛り上げてくれました。英語と日本語がごちゃ混ぜになったセリフの発声が素敵。


タグ:森山開次