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『日本懐かしオカルト大全』(寺井広樹、白神じゅりこ、並木伸一郎:監修) [読書(オカルト)]

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疑うことを知らない多感な少年たちにとってそれらは、驚きと興奮の連続、そして最高の娯楽だった。
曖昧な存在、不確かな情報に寛容であった時代。
当時の世相を反映しつつ人びとの好奇心をさらった、味わい深い「昭和のオカルト」について振り返る。
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帯のアオリより


 UFO、UMA、幽霊、超能力、超常現象、大予言……。1970年代あたりの何でもアリだった昭和オカルトの世界を懐かしむ。単行本(辰巳出版)出版は2017年12月です。

 日本懐かし大全シリーズの一冊で、すなわち懐かしさを求めて昭和オカルトネタを集めた本です。当然ながら、新しい情報を求めるのは筋違いというもの。

 ただ、個人的にちょっと面白いと思ったのは、著名人たちへのインタビューです。


超常現象研究家 並木伸一郎
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今は何でもパソコンでメイキングできますからね。情報はたくさんあるけれどリアリティがないというのが、現代のオカルトの特徴です。まあ、国際宇宙ステーションがUFOとニアミスして接触するとか、そんなよっぽどすごい事件が起きれば、オカルトに新たな展開があるかもしれません。
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UFOディレクター 「宇宙塾」主催 矢追純一
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地球上に72億人いる中で、自分と同じ人間は1人もいない。自分は72億分の1という貴重な存在なんです。UFOを探すより、自分しか持っていないものを探したほうがいいでしょう?
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漫画家 日野日出志
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私は超常現象は99.9パーセントないと思っています。超常現象を否定するとロマンがないと言われますが、私は科学者の人たちが日々研究を重ねて謎を解明していく作業のほうが、よっぽどロマンがあると思うのです。
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月刊「ムー」編集長 三上丈晴
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――今後の『ムー』の展望があれば教えていただきたいのですが?

 世界征服かな。

――全世界の人を読者にしたいですよね(笑)

 そうなったら世も末ですよ(笑)。真実は日の目を見てはいけないのです。
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UFO 超常現象研究家 たま出版社長 韮澤潤一郎
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「スペースプログラム」というのは、地球全体の進化の計画なんです。ロズウェル事件で墜落したUFOの中に、その原文があったんですよ。それをアメリカの諜報機関が分析したところ、どうやら人類は終末的な最終ステージにきているということがわかった。我々自身も太陽系から入植して来た宇宙人の子孫。だから今、宇宙人は地球人類を救済しに来ているのです。オカルトを一言で言えば、宇宙の仕組みなんです。今、人類は、「宇宙の大きな意志の中の一環として存在している」ということを知る段階にきているんです。来るべき宇宙的危機を乗り越えるためにも、今、我々自身の意識の変化が迫られているのでしょう。
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 さめた、苦笑いめいた発言が続くなかで、ひたすらテンション高く語る韮澤潤一郎さんのぶれなさには感慨深いものがあります。


【主な内容】

「UFO・宇宙人」

・昭和UFO・宇宙人衝撃事件ダイジェスト
・ケネス・アーノルド事件
・ロズウェル事件
・MJ-12発足
・マンテル大尉事件
・プロジェクト・ブルーブック
・世界初のコンタクティ ジョージ・アダムスキー
・「空飛ぶ円盤研究会」発足
・ヒル夫妻誘拐事件
・キャトル・ミューティレーション
・アポロ11号月面着陸成功
・介良事件
・甲府事件
・四国に出現した宇宙人
・「火星人面岩」発見
・日航ジャンボ機UFO遭遇事件

「心霊」

・大霊能者 宜保愛子
・トラウマ心霊番組『あなたの知らない世界』
・心霊番組の先駆者 新倉イワオ
・心霊写真のパイオニア 中岡俊哉
・髪の毛が伸びる不思議な市松人形 お菊人形
・昭和心霊事件簿
・海外の心霊写真
・近代心霊ブームを彩った霊能者たち

「UMA」

・ネッシー
・ニューネッシー
・世界のネッシー大集合!!
・イエティ
・ビッグフット
・ツチノコ
・ヒバゴン
・懐かしUMA大集合!!

「超常現象」

・ミステリー・サークル
・ピラミッド・ミステリー
・ナスカの地上絵
・バミューダ・トライアングル
・秋田の涙を流す聖母マリア

「超能力」

・ユリ・ゲラー
・“ゲラー・ショック”空前の超能力ブーム到来
・昭和超能力ブームを彩る超能力者たち

「予言」

・世紀の大予言者ノストラダムス
・ファティマの予言

「メディア」

・テレビ番組
・映画
・漫画
・児童書
・雑誌

「都市伝説・怪談」

・三大都市伝説 口裂け女/首なしライダー/人面犬
・コックリさん
・テケテケ
・ムラサキカガミ
・道了堂跡
・深泥池
・青山霊園
・羽田空港赤鳥居
・鈴ヶ森刑場跡
・ホテルニュージャパン跡地
・掛け軸に描かれた生首

「コラム」

・ナチスとUFO
・アイドルの幽霊
・日本のミイラ
・歩くモアイ像
・火星を遠隔透視
・昭和の2大予言者

「インタビュー」

・超常現象研究家 並木伸一郎
・UFOディレクター・「宇宙塾」主催 矢追純一
・UFO超常現象研究家・たま出版社長 韮澤潤一郎
・漫画家 日野日出志
・月刊『ムー』編集長 三上丈晴

「鼎談」

・昭和オカルトから読み解くオカルトの未来


タグ:並木伸一郎
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『日本現代怪異事典』(朝里樹) [読書(オカルト)]

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 そんな私が子ども時代を過ごした1990年代は学校の怪談ブームが起きた時代で、多くの現代の怪異たちが身近に語られていました。自分が知らない過去の時代だけでなく、自分が今生きているこの時代にもたくさんの怪しげなものたちがいるのだと感じられたのは、幸いなことだったと思います。どんな時代においても怪異たちは決して消えることなく、その時代時代に合わせて新たな姿、性質で生まれ、語られるのでしょう。
 そしてそんな、我々と同じ時代を生きてきた怪異を集め、今までになかったような事典を作ろうと書き始めたのが本書です。当初は同人誌として誕生したこの事典ですが、こうして笠間書院様のお力添えを得て、改めて世に出す機会を得ることができました。
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単行本p.491


 カシマさん、口裂け女、くねくね、きらさぎ駅、……。怪談実話として、ネットロアとして、学校の怖い噂として、語られ続ける現代の怪異を1000項目以上も収録した事典。単行本(笠間書院)出版は2018年1月です。


 本書が最初に同人誌として出されたときには、通販を申し込もうと頑張ったのです。あらかじめ入力内容をまとめて、予告された発売時刻が近づくと通販予定ページを何度もリロードして、いよいよ表示が切り替わった、と思うと無慈悲な「品切れ」の文字。通販が再開されるたびにチャレンジしたのですが、いつも同じ結果でした。

 もしかしてこれはイタズラなのではないか、いや「手に入れた者はすべて行方不明になったという幻の怪異事典」といった都市伝説に今まさに巻き込まれつつあるのではないか、などと疑心暗鬼がつのる日々を過ごしたのも、今となっては悪い思い出です。


 そんないわくつきの『日本現代怪異事典』が、ついに笠間書院から単行本として出版されました。ページ数500頁、収録怪異数は1000を超え、個々の項目には解説に加えて出典も明記され、ネットロアについても可能な限り初出スレッドにさかのぼり、他の類似怪異との関係性まで言及された、決定版といってよい素晴らしい充実っぷり。

 どんな怪異が収録されているのか気になる方は、笠間書院の紹介ページに何と全項目リストが掲載されていますので、そちらを確認してみて下さい。

  笠間書院(2018年1月23日付け記事)
  ●朝里 樹『日本現代怪異事典』(笠間書院)
  http://kasamashoin.jp/2018/01/post_4078.html

 索引も充実しており、五十音順はもちろんのこと、出没した都道府県別索引、類似怪異索引(チェーンメールの怪、話してはならない怪、高速老婆の怪、異界駅の怪、など)、出没場所索引(家、池、押し入れ、トイレ、鏡、学校、高速道路、この話を聞いた人間の元、など)、使用凶器索引(鎌、血液、舌、壺、包丁、連れ去り、呪い、憑依、捕食、など)といったマニアックな索引もついています。作家やシナリオライターにとって大いに役立つのでしょうが、ただリストを眺めているだけでも楽しく、色々な発見があります。

 最後にずらりと並んだ参考資料も充実。読書欲をそそられます。とにかく500ページの分量は圧巻で、何らかの怪異が凶器として使用してもおかしくないボリューム。事典として活用することはもちろん、むしろ毎日少しずつ読み進めて長く楽しみたい一冊です。



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『UFOにあいたかった 三島由紀夫から吉田類まで』(朝日新聞、小泉信一) [読書(オカルト)]

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1970年代の日本を席巻したUFOブーム。テレビや新聞で、連日のようにUFO発見談が報じられたあの時期、不可思議な存在へと惹かれた人々は当時何を思い、今は何を考えているのか。UFO発見談が語り継がれる土地を訪ねながら考えました。
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Kindle版No.5


 あの空前のUFOブームとは何だったのか。三島由紀夫から吉田類まで、「UFOふれあい館」から銚子電鉄「ロズウェル」駅まで、日本各地のUFOゆかりの土地と人をたずねて回った取材記。2017年10月、朝日新聞に連載された記事をまとめた電子書籍。Kindle版(朝日新聞社)配信は2017年12月です。


 UFOにまつわる土地に行って関係者に取材する、という朝日新聞の連載記事をまとめた一冊です。事件として取り上げられているのは「甲府事件」「介良事件」「うつろ舟」「銚子事件」「毛呂山事件」など、UFOファンにはお馴染みのものばかり。特に新しい情報などはありません。その辺を期待して読むと、たぶんがっかりします。

 ちなみにUFOは、ほぼ完全に「懐かしいあの時代の象徴」「あの頃のアイドルは今」という、ノスタルジーの対象として扱われています。

 全体は10の章から構成されています。


第1章 核の脅威を考えた三島由紀夫
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「アメリカでは円盤を信じないなんてのは相手にされないくらい、一般の関心も研究も盛んですよ。ラジオでも午前1時の深夜放送に円盤の時間があるからね」
 みずからの人生と肉体をもって思想を現実化させようとした三島。およそ純文学の世界になじまないように思われる空飛ぶ円盤に本格的な興味を抱いたのは、フランスの新聞記者A・ミシェルが書いた「空飛ぶ円盤は実在する」(56年、邦訳)を読んでから。
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Kindle版No.29

 「日本空飛ぶ円盤研究会」の会員にして、『美しい星』を書いた三島由紀夫。そのUFOとの関わりを取材します。


第2章 理解されない「高遠なる趣味」
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 熱海(静岡県)でも夏、三島はホテルに双眼鏡を携え、毎晩、夜空を観察していたそうである。「ついに目撃の機会を得ませんでした。その土地柄からいっても、ヘタに双眼鏡に凝っていたりすると、疑はれて困ります。世間はなかなか高遠なる趣味を解しません」。日本空飛ぶ円盤研究会の会誌「宇宙機13号」(57年7月発行)にそう書いた。
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Kindle版No.54

 三島由紀夫が駆けつけた「目撃スポット」である静岡県の爪木崎。その足跡をたどり、目撃者を探します。


第3章 空飛ぶ円盤、光るわけは
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 電線を使わずに電力を送る「テスラコイル」の実演をしてくれた。コイルを巻いた装置に円形の蛍光灯を近づけると高周波、高電圧の働きで放電され、光るというのである。たしかに光る、光る。
 「遠い宇宙からやって来るUFOも、この無線送電によって光るのではないか」
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Kindle版No.98

 福島市飯野町の「UFOふれあい館」をたずね、元館長の木下次男に取材します。


第4章 茶色い顔で「キュルキュル」と
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 「そんなものは絶対に存在するはずはないと笑いものになったときもある。でも、存在するかもしれない。『かもしれない』という気持ちが大切なんです」
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Kindle版No.112

 「UFOふれあい館」で、甲府事件について調べました。


第5章 中学生が捕まえた小型物体
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 あれから45年。少年たちは60に手が届く年齢になっているだろう。地元の情報通を通じて、取材を申し込んだ。
 だが8月下旬、私が高知入りしたとき、「申し訳ないが、お断りしたい」と返事が寄せられた。
(中略)
 それでも現場だけは行きたい。訪れると、介良富士とも呼ばれる小富士山が見えた。高さ170メートルほど。ふもとには住宅や田畑が広がり、ニュータウンも造成されている。「介良事件」という名前すら知らない新住民が結構大勢いるのではないか。
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Kindle版No.145

 高知県の介良に行き、介良事件の現場を訪れます。


第6章 天の災い?漂着の「うつろ舟」
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 民俗学者の柳田国男は論文「うつぼ舟の話」(1926年)の中で、絵に描かれた文字が世界のどこにも存在しないことから「駄法螺(だぼら)」と切り捨てた。だがその後、同じような内容を伝える江戸時代後期の古文書がこれまでに約10点あちこちから見つかっている。しかもほとんどの文書に「舟」と「箱を抱える女性」、解読不能の謎の「異形文字」という3点セットが描かれているのだ。
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Kindle版No.172

 みんな大好き「うつろ舟」を紹介。現場へと向かいます。


第7章 言葉が通じない謎の美女
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犬吠駅の隣駅は「ロズウェル」と愛称がついている。渡辺に尋ねると、「1956年に起きた銚子事件がもとになっています。日本のロズウェル事件と呼ばれているのです」。
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Kindle版No.214

 「うつろ舟」を求めて千葉県銚子に向かったところ、「日本のロズウェル事件」こと銚子事件に興味が湧きました。


第8章 「ロズウェル駅」の由来は
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江戸時代の「うつろ舟」伝説を研究する岐阜大名誉教授の田中嘉津夫(70)は推測する。
 そのうえで田中は「私はUFOには懐疑的だ。だが毛呂山事件の興味深い点は、失われた時間(ミッシングタイム)に似た体験を、UFOマニアとは思えない男性がしたことだろう」と話す。
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Kindle版No.246

 銚子事件を追って銚子電鉄の君ケ浜駅こと「ロズウェル駅」に向かい、そこで「うつろ舟」研究者から毛呂山事件について話を聞きます。


第9章 あの酒場詩人も……
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四国山地の尾根沿いを走る天空の道は「UFOライン」とも呼ばれている。同じような場所は各地にあるのだろう。 北海道南西部の渡島(おしま)半島にある八雲(やくも)町もその一つ。(中略)このあたりでUFOがよく消えることから、マニアの間では「UFOの墓場」とさえ言われていた。
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Kindle版No.272

 四国に飛んで、人気テレビ番組「吉田類の酒場放浪記」に出演する酒場詩人、吉田類に取材します。


第10章 地球が平和だからこそ
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「日本のピラミッド」説もある黒又山(くろまたやま)(標高281メートル)に向かった。別名「クロマンタ」。きれいな円錐(えんすい)形をしているのが分かる。「昔、あるグループが地下レーダー調査をしたことがありました。ふもとから山頂にかけて階段状になっており、頂上の下に空洞があることが分かったのです」
 黒又山の近くには不思議な形状をした大湯環状列石(おおゆかんじょうれっせき)(ストーンサークル)がある。「石が持つ特別なエネルギーを感知してUFOが飛来する」。そう語る愛好家もいるが、さすがに可能性は低いだろう。
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Kindle版No.295


 最後の取材先は秋田県鹿角市。「鹿角不思議研究所」所長の駒ケ嶺政也と共に「日本のピラミッド」説もある黒又山へ。

「未知なるものへのロマンが、世俗にそまった私たちの心を洗ってくれるはずだ。地球が平和だからこそ、UFOも楽しめるのである」(Kindle版No.308)という、いかにも朝日新聞らしいシメで終わります。旅費取材費すべて新聞社負担で、全国のUFOスポットをまわる旅。個人的には、それこそが本当のロマンというものではないかと、そう思いました。


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『林美登利 人形作品集 Night Comers ~ 夜の子供たち』(林美登利、石神茉莉、田中流) [読書(オカルト)]

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 時に恐ろしげに見えるドールが同時に愛らしいイノセントの姿にも映り、時にコミカルな表情をみせる作品はその後ろに魔を抱える。病的でビザールなデザインに彩られたドールが、その逆の聖性をたたえた瞳でこちらを見つめている。
 そこにあるのはなんとはなしの雰囲気で成立するような作品ではない。そこにいるのは、長い時間、林美登利というアーティストの中で受精し分裂し成長してきた“モノ”、誕生までの長いモノガタリを感じさせる佇まいで忽然と現れた“モノ”だ。妖しく見える要素も、残酷に映る装飾的イコンも、そういった表層的な見た目とは明らかに異なる別の顔をもって饒舌に語りかけ、見るものをどこか不安でどこか懐かしく、心地よく秘密めいた別世界に誘う
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単行本p.81


 幼い少女と動物や虫などが融合した異形のキメラ。そのグロテスクなカタチにも関わらず、なぜか愛らしく、魅力的で、不思議な共感のようなものを呼び起こす姿。そしてその瞳、確固たる意志と伝えるべき物語をもって私たちを見つめてくる、その瞳。前作『Dream Child』に続く林美登利さんの人形写真集第二弾です。単行本(書苑新社)出版は2017年11月。

 『Dream Child』の衝撃から3年半、林美登利人形写真集の第二弾がついに刊行されました。撮影は田中流さん、短編小説は石神茉莉さん、前作と同じメンバーが揃っています。ちなみに前作の紹介はこちら。

  2014年04月02日の日記
  『Dream Child』(林美登利、石神茉莉、田中流)
  http://babahide.blog.so-net.ne.jp/2014-04-02

 収録されている人形は、巻末の作品リストによると34体。前作を凌駕する美しい写真がびっしり詰まっており、どの一枚からも強烈な存在感が感じられます。

 石神茉莉さんの小説に加えて、深泰勉さんによる評論も収録されています。なお小説および評論を含む日本語にはすべて英訳がついており、このまま海外でがんがん売るぞ、という版元の気迫を感じます。出来映えから考えるに、おそらく海外でも大きな話題になるでしょう。

 なお、本書の刊行に合わせてヴァニラ画廊で林美登利さんの個展が開催されています。トーク&サイン会は終了していますが、この日記を書いている時点で人形展は開催中。興味がある方は、ぜひお立ち寄りください。

ヴァニラ画廊
'17/11/7 ~ 11/19 林美登利人形展「Night Comers~夜の子供たち」
http://www.vanilla-gallery.com/archives/2017/20171107a.html


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『UFO事件クロニクル』(ASIOS) [読書(オカルト)]

 今年はUFO時代の幕開けから70周年。せっかくの機会だから、これまでのUFO史を年代ごとに振り返り、一冊にまとめた本を出そう。というわけで、おなじみASIOS(Association for Skeptical Investigation of Supernatural : 超常現象の懐疑的調査のための会)のオカルト謎解き本、その最新刊は、主要なUFO事件を年代ごとにまとめて紹介してくれる一冊。単行本(彩図社)出版は、2017年8月です。

 「ロズウェル事件」や「フラットウッズ・モンスター」のような有名どころから、「ブロムリー円盤着陸事件」や「ベッツ・ボール事件」のようにあまり知られていない(誰の趣味で選ばれたのかなあ)事件まで。米国はもちろん、南アフリカ、フランス、パプア・ニューギニア、そして日本といった具合に、世界各地で起きたUFO事件が紹介されています。

 全体的な傾向として、懐疑的な立場から検証重視で書かれている記事が多くなっています。予備知識がなくても読めるように工夫されていますので、UFO入門にちょうどいいかも。米国における公的なUFO研究プロジェクトの歴史についても学べるし。

 個人的には、「介良事件」に関する最新情報や、「甲府事件」に関するこれまでの検証を詳しく紹介してくれる本城達也さんの記事に感心。また、“とにかく現地に行って関係者にインタビューする”、という加門正一さんの活動には大いなる感銘を受けました。

 ちなみに加門正一さんの記事で「筆者は現地を訪れたことがある」と明記されているのは、「フラットウッズ・モンスター」「ケリー・ホプキンスビル事件」「ソコロ事件」「パスカグーラ事件」「キャッシュ・ランドラム事件」そして「毛呂山事件」の6本。すごいなあ。

 他に、UFOにまつわるコラム、人物事典、用語集、年表などが付いています。物理的に軽量なのもありがたい。必要なとき(例えば、創刊号が大きな話題となり今年の11月には早くも第2号が出るという噂の超常同人誌『UFO手帖』を読むときなど)に、手軽にさっと調べられる参考資料として本棚に並べておくと重宝しそうです。


[目次]

第一章 1940年代のUFO事件

 モーリー島事件
 ケネス・アーノルド事件
 ロズウェル事件
 マンテル大尉事件
 アズテック事件
 イースタン航空機事件
 ゴーマン少尉の空中戦

 コラム:ナチスドイツとUFO

第二章 1950年代のUFO事件

 捕まった宇宙人の写真
 ワシントンUFO侵略事件
 フラットウッズ・モンスター
 プロジェクト・ブルーブック
 ロバートソン査問会
 チェンニーナ事件
 ケリー・ホプキンスビル事件
 トリンダデ島事件
 ギル神父事件

 コラム:実在した空飛ぶ円盤 円盤翼機、全翼機の世界

第三章 1960年代のUFO事件

 イーグルリバー事件
 リンゴ送れシー事件
 ヒル夫妻誘拐事件
 ウンモ事件
 ソコロ事件
 ブロムリー円盤着陸事件
 コンドン委員会
 エイモス・ミラー事件

 コラム:宗教画に描かれるUFO

第四章 1970年代のUFO事件

 介良事件
 パスカグーラ事件
 ベッツ・ボール事件
 甲府事件
 トラビス・ウォルトン事件
 セルジー・ポントワーズ事件
 バレンティッチ行方不明事件
 ブルーストンウォーク事件

 コラム:円盤の出てくる活字SF

第五章 1980、90年代のUFO事件

 レンデルシャムの森事件
 キャッシュ・ランドラム事件
 毛呂山事件
 開洋丸事件
 日航ジャンボ機UFO遭遇事件
 マジェスティック12
 カラハリ砂漠UFO墜落事件
 ベルギーUFOウェーブ
 異星人解剖フィルム

 コラム:7人のオルタナティブ・コンタクティー
 コラム:オカルト雑誌「ムー」 正しいUFO記事の読み方

第六章 UFO人物事典

 海外のUFO関連人物
 日本のUFO関連人物

巻末付録

 UFO用語集
 UFO事件年表


タグ:ASIOS
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