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『Down Beat 11号』(柴田千晶:発行者代表) [読書(小説・詩)]

――――
          大森、ああ哀愁のふたり
くるったようにへんな貝をばくばく喰っている
          モース博士ごめんなさい
       死んだことや生きていることが
           まるで他人事のように
    とてもせんめいに晴れわたっています
――――
『大森貝塚』(廿楽順治)より


 詩誌『Down Beat』の11号を紹介いたします。お問い合わせは、次のフェイスブックページまで。

  詩誌Down Beat
  https://www.facebook.com/DBPoets


Down Beat 11号
[目次]

『帰路』『夏下』(小川三郎)
『アヴェ・ヴェルム・コルプス(k618)』『一杯の珈琲』(金井雄二)
『青空 scene11』(柴田千晶)
『歩く』『走る』(谷口鳥子)
『大森貝塚』『高幡不動様』(廿楽順治)
『たぬきばやし』(徳広康代)
『堕秋』(中島悦子)
『冬の旅/オートバイ』(今鹿仙)


――――
電車の乗客が
川の流れを見下ろしていた。
川には魚が住んでおり
電車の乗客を見上げていた。

何人かの乗客は
その川が終点だと思い込んで
飛び込んだ人もいた。

魚どもは優雅に円を描いて泳ぎ
川の面と川の底から
時間を消失させていた。

雲はどんどん湧き上がり
いまや空の頂点にまで達していた。
――――
『夏下』(小川三郎)より



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