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『UMA事件クロニクル』(ASIOS) [読書(オカルト)]

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 通常、こういった本では、獣人型、飛行型などのタイプ別か、地域別にまとめられることが多いのですが、本書では年代順にまとめられました。(中略)項目は全部で44。主要なものは取り上げつつ、特定の地域に偏らないよう配慮したつもりです。また、その他にもUMAに関連したコラム、この分野の人物事典、年表なども収録し、本書を通読していただければ、UMAに関する知識を深めていただけるものと考えています。
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単行本p.2


 おなじみASIOS(Association for Skeptical Investigation of Supernatural : 超常現象の懐疑的調査のための会)のオカルト謎解き本。その最新刊は、主要なUMA事件を年代ごとにまとめて紹介してくれる、『UFO事件クロニクル』の姉妹編です。単行本(彩図社)出版は2018年7月。


 『UFO事件クロニクル』と同じく、ネッシーやビッグフットなど有名どころから、モンゴリアン・デスワームやラーガルフリュート・オルムリンまで、総数44ものUMAが取り上げられています。

 UMA本というと、同じネタ(しかも古い)を何度も読まされてうんざりするという印象がありますが、そこはさすがのASIOS本、新ネタ多数含まれていて新鮮です。


 例えば、「会いにゆけるUMA」が日本にいる、とか。

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 モノスは、写真に写るものと、その正体とされるものの姿が見事に一致する珍しい例である。すでに確認されているという点ではUMAとは言えないが、それでもあえて言わせてもらうならば、モノスは実在するUMAである。しかも日本にもいて、会いに行けるのだ。
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単行本p.49

 子供の頃、なんかすごく恐かった、あの写真のUMAに会える、それも東京23区内で。子供の夏休みの宿題はこれで決まりだ。


 よくネッシーの正体の候補として挙げられる「アザラシ説」。ところがそもそもネス湖にアザラシが棲息しているという証拠がなく、目撃証言も「ネッシーの見間違いではないか」と批判されてきた。それが、何と1985年に「ネス湖アザラシ棲息説」の決定的な証拠が得られたというのです。知らなかった。

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 かつてネス湖のアザラシについては、目撃報告はあるものの写真が撮られていなかったため、その実在を疑う声があった。
 ところが、1985年に初めて決定的な写真が撮られた。そして約7カ月にわたってその生態も観察されたことにより、ネス湖にアザラシがいることは証明された。
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単行本p.66

 ネス湖アザラシ実在論争に終止符が打たれるまで約50年。ネス湖の秘密はすでに解かれていた。


 トルコのワン湖に棲息するというジャナワールを追った高野秀行さんの『怪獣記』。その後、ジャナワール探索がどうなったかというと……。

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 ワン湖でのジャナワール探しも地元の水中写真家らの手で続けられている。怪物は見つかっていないが、その代わりに湖底に眠るロシアの沈没船や石筍、墓石といった遺跡が次々発見されている。
 2017年11月には「トルコ最大の湖に怪物がいるという噂を元に10年間行われた探索に焚き付けられ、スゴイものがみつかった」というニュースが流された。ワン湖の湖底に約3000年前のものとみられる古代遺跡が沈んでいたことが発見されたというのだ。
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単行本p.275

 「ジャノを追っててとんでもないものを見つけてしまったあ、どうしよう?」という銭形案件。ちなみに本項で解説されている、高野秀行さんの『怪獣記』については、私も紹介を書きました。UMAファン必読だと思います。

  2016年07月20日の日記
  『怪獣記』(高野秀行)
  http://babahide.blog.so-net.ne.jp/2016-07-20


 “闇のナビゲーター”栗山千明さんが、「謎の映像を見るとすぐにCGだ捏造だと言い出す懐疑主義者たち……。ふっ(蔑みの微笑)、人生経験たりないんじゃない?」などと煽りまくる人気番組、NHK BSプレミアム「幻解! 超常ファイル」。子供の頃に胸ときめかした「浅瀬に長々と横たわる黒いシーサーペントの写真」こと通称セレック写真の謎は、この番組ですでに解明されている?

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 セレック写真がニセモノだとしても、そこに写っている巨大な物体の正体は未だ謎のままだ。セレックは一体、何を撮影したのだろうか?
 2015年にNHKの番組「幻解! 超常ファイル」がこの謎に挑み、NHKの番組アーカイブの中から、よく似た映像を見つけ出すことに成功した。
(中略)
 確かにセレック写真とよく似ている映像で、大変に興味深い仮説であることは間違いない。ただ、セレック写真の正体が海岸べりにいた小魚の群れだとすると辻褄が合わない点も生まれる。
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単行本p.109、110

 「幻解! 超常ファイル」のシーサーペント回で放映された映像は衝撃的なもので、私もすっかり「これで決まり」「謎はすっきり解けた」と素直に思ったのですが……。


 オカルト探偵ジョー・ニッケル氏よりも先に「モスマンの正体はフクロウ」説を唱えた人がいる?

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 この本でキールは、モスマン目撃のいくつかはフクロウの誤認だろうと書いている。――そう、キールはジョー・ニッケルより先に「モスマン=フクロウ説」を唱えているのだ。しかし不思議なことに『プロフェシー』では、このことにまったく触れられていない(きっと忘れてしまったに違いない)。
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単行本p.116

 思うに私たちはジョン・A・キールを甘やかし過ぎではないでしょうか。


 しかし、本書において個人的に最も感銘を受けたのは、チュパカブラは宇宙生物、しかも秘密研究所で遺伝子工学により生み出された人工生命体だったのだぁーっ、という衝撃の真相。

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 宇宙生物や人工生命体といったヨタ話の類は、こういった話題になると必ず誰かが言い出す定番のトンデモ学説といえるだろう。
 だが、チュパカブラの場合はちょっと様子が違っていた。恐ろしいことにどうやら、チュパカブラのルーツは、本当に宇宙生物であり、遺伝子工学で生み出されたハイブリッド人工生命体だったようなのである!
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単行本p.267

 な、なんだってーっ、と思った方はぜひ本書で衝撃の真相をお確かめください。


[目次]

第一章 1930年代以前のUMA事件

  河童
  人魚
  クラーケン
  モンゴリアン・デスワーム
  ジャージー・デビル
  モノス
  コンガマトー
  ネッシー
  キャディ

  [コラム]マン島のしゃべるマングース
  [コラム]博物館が買ったねつ造UMA コッホのシーサーペント

第二章 1940~1960年代のUMA事件

  ローペン
  イエティ
  エイリアン・ビッグ・キャット
  ハーキンマー(スクリューのガー助)
  シーサーペント
  モスマン
  ミネソタ・アイスマン
  ビッグフット(パターソン-ギムリン・フィルム)
  [コラム]怪獣が本当にいた時代

第三章 1970年代のUMA事件

  ヒバゴン
  ツチノコ
  カバゴン
  クッシー
  野人(イエレン)
  チャンプ
  ドーバーデーモン
  ニューネッシー
  イッシー
  [コラム]北米のレイク・モンスター
  [コラム]懐かしの川口浩探検隊

第四章 1980年代のUMA事件

  モケーレ・ムベムベ
  天池水怪(チャイニーズ・ネッシー)
  ヨーウィ
  タキタロウ
  リザードマン
  ナミタロウ
  [コラム]怪獣無法地帯 コンゴの怪獣たち

第五章 1990年代のUMA事件

  オゴポゴ
  フライング・ヒューマノイド
  スカイフィッシュ
  チャパカブラ
  ジャナワール
  [コラム]出現する絶滅動物たち

第六章 2000年代のUMA事件

  モンキーマン
  オラン・ペンデク
  ニンゲン
  グロブスター
  ナウエリート
  ラーガルフリュート・オルムリン
  セルマ

第七章 UMA人物事典&UMA事件年表事件



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