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『オカルト・クロニクル』(松閣オルタ) [読書(オカルト)]

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 デタラメや誇張、デッチ上げや捏造、それらを排した――懐疑的視点を乗り越えた先にある「本物」の探求にこそ、信奉者はタフなロマンを持ってほしい。信奉者の敵は懐疑論ではなく安易な否定論なのだから。
 そのために超能力者はシノゴノ言わず検証に協力してほしいし、予言者は地震が起こる前に予言してほしいし、地球人とコンタクトしたい宇宙人はホワイトハウスの庭にこそ着陸すべきであるし、UMAはいかにも贋物くさい足跡以外の証拠を残す努力をしてほしいし、幽霊は税金を払ってほしい。
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単行本p.5


 「関心はあるものの懐疑派になるには知性・知識が足りず、信奉派になるには純粋さや信仰心が足りない、でもカヤの外は嫌だから仲間に入れて欲しい――」(単行本p.5)
 オカルト現象や謎めいた事件の数々をひたすら調査する。そこから何かが見えてくることを期待して……。膨大な情報とクセになる文章で人気のオカルト・怪事件サイト「オカルト・クロニクル」、待望の書籍化。単行本(洋泉社)出版は2018年7月です。


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 こう、自説に不利な証拠であっても、調査結果をキチンと開示する姿勢は調査者として敬意を表したい。大事なのは真相であって、調査者のプライドではない。オカルト界隈では事実を伏せたり隠匿することによってミステリーを永続ないし増加――ひどいモノでは捏造までして、少しでも多く本を売ろうとする手合いが少なくないが、どのみち時代的にも界隈的にも本は売れないご時世なのだから、つまらない悪あがきは止めるべきなのである。
 また敵を作りそうな冗談はともかく、
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単行本p.32


 というわけで、懐疑派を乗り越え、信奉派の先をゆく、ぼくらのオカクロが単行本になりました。めでたいことです。ちなみにサイトへのリンクと単行本目次はこちらです。

  「オカルト・クロニクル」
  https://okakuro.org/

単行本[目次]

はじめに――信奉者はタフなロマンを!信奉者の敵は懐疑論ではなく安易な否定論だ!
ディアトロフ峠事件――ロシア史上最も不可解な謎の事件
熊取町七名連続怪死事件――日本版『ツイン・ピークス』の謎
青年は「虹」に何を見たのか――地震予知に捧げた椋平廣吉の人生
セイラム魔女裁判――はたして、村に魔女は本当にいたのか……
坪野鉱泉肝試し失踪事件――ふたりの少女はどこへ消えたのか……
「迷宮」――平成の怪事件・井の頭バラバラ殺人事件
「人間の足首」が次々と漂着する“怪”――セイリッシュ海の未解決ミステリー事件
謎多き未解決事件――京都長岡ワラビ採り殺人事件
ミイラ漂流船――良栄丸の怪奇
科学が襲ってくる――フィラデルフィア実験の狂気
岐阜県富加町「幽霊団地」――住民を襲った「ポルターガイスト」の正体
八丈島火葬場七体人骨事件――未解決に終わった“密室のミステリー”
獣人ヒバゴン――昭和の闇に消えた幻の怪物
ファティマに降りた聖母――7万人の見た奇蹟
赤城神社「主婦失踪」事件――「神隠し」のごとく、ひとりの女性が、消えた


 目次を見て「すでに読んだことのある記事ばかり」とお嘆きの方も、ぜひ購入してあらためて読んでみて下さい。その迫力たるや圧巻です。ぞわぞわします。たとえ気に入らなくても、著者がひたすら恐れているらしい「低評価レビュー」を投下するのは止めておきましょうね。


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 記事のほとんどがすでにサイトで公開されたもの、あるいはムック本に掲載されたものであるから、一部の読者諸兄は新しい記事がないとして不満に感じるかもしれない。感じるだけに飽き足らず、ネットで低評価のレビューを書いて溜飲を下げようと画策するかもしれない。残念ながら著者にソレを止めることはできない。できるならやるかもしれないけれど、やり方もわからない。こうなると低評価をつけた方には呪詛によってしかるべき報いを受けてもらうしかないが、仮に呪詛が成功しても、このような行為は懐疑派からしこたま懐疑され、下った「報い」が偶然の産物だと看破されてしまう。
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単行本p.411



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