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『バレエ・ロレーヌ公演』 [ダンス]

 2018年9月17日は、夫婦でKAAT神奈川芸術劇場に行って、フランスのバレエ団「バレエ・ロレーヌ」のトリプルビル公演を鑑賞しました。野心的な振付家たちが、それぞれの時代に行ったバレエやモダンダンスの「お約束」をぶち壊す挑戦。


『DEVOTED』(2015年初演、振付:ベンゴレア&シェニョー)

 9名のダンサーたちが踊る25分の作品。ミニマルミュージックを背景に、バレエの基本テクニックであるポワントを解体してゆきます。いっけん揃っているようで、実はばらばらな衣装、化粧、そして動き。ポワント苦手そうなダンサーが必死こいて爪先立ちで頑張って足がくがくさせながら立っている姿を長々と見せつけておいて、こういういじめが本当に美しいですか、皆さんの好きなバレエ公演もこれと同じですよね、と問いかけてくるような感じ。観客のなかで、素直な感動と、疑問と、罪悪感がまぜこぜになりつつ、インパクトあるラストへとなだれ込む、強烈な印象を残す作品。


『STEPTEXT』(1985年初演、振付:ウィリアム・フォーサイス)

 4名のダンサーたちが踊る20分の作品。ぶつ切りにされ、断片的、発作的に差し込まれるバッハの調べを背景に、それを無視するかのようにシャープでハイスピードで謎めいた動きが炸裂。音楽と動きの調和とかダサいよね、と問いかけてくるような感じ。ガラ公演などで観る機会の多い人気演目ですが、やっぱりカッコいい。


『SOUNDDANCE』(1973年初演、振付:マース・カニンガム)

 10名のダンサーたちが踊る17分の作品。強烈なノイズ(おそらくエンジンの排気音をベースに様々な機械音を混ぜた騒音)をバックに、抽象ダンスが繰り広げられます。美しい音楽とか感動的なストーリーとか、ダンスに必要ないよね、と問いかけてくるような感じ。何だか素朴に純粋に色々な動きを試しているようなダンサーたちが実に楽しそうに見えて、耳障りなノイズが気にならなくなってくる多幸感あふれる作品。



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