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『プレリュード』(Co.山田うん) [ダンス]

 2019年5月26日は、夫婦で世田谷パブリックシアターに行ってCo.山田うん新作公演を鑑賞しました。様々なプレリュード(前奏曲)に乗せて14名の出演者が踊る60分の舞台です。


[キャスト他]

振付・演出: 山田うん
出演: 飯森沙百合、川合ロン、河内優太郎、木原浩太、黒田勇、田中朝子、西山友貴、仁田晶凱、長谷川暢、望月寛斗、山口将太朗、山崎眞結、山根海音、吉﨑裕哉


 ワーグナーで始まりワーグナーで終わる60分。きらめくラフマニノフ、涅槃極楽浄土の土美牛(ドビュッシー)。これまで観たことのあるCo.山田うん作品で、文句無しに一番好き。

 最初と最後、わくわくどきどきが止まらない群舞の素晴らしさ。ときめくユニゾン、しびれるウェーブ。舞台袖高速出入りを繰り返しながら音譜を視覚化してゆく出演者たち。緻密に構築されたフォーメーション。全力疾走舞台大旋回、斜め跳躍反転四つんばい着地。すべてがハイスピードハイテンションノンストップ高揚感。脳内多幸物質だぼだぼでまくる山田うん作品の魅力がぎっしり詰まっていて、何度でも繰り返しいつまでも観ていたい。

 現代音楽を中心とした不安な中間パートのどきどきはらはらを経て、ついにやってくる牧神の午後タイム。それまで照明効果だけだった空間に、舞台装置が次々と現れます。バス停標識柱(土美牛=ドビュッシーと書いてある)、天井まで届こうかという巨大牧神像。大きなトラのぬいぐるみ。多数の雲。ふわふわ。ふわふわ。

 ワイヤで雲が釣り上げられ、天井からは藤の花が降りてくる。やがて花びらがちらちらと降ってきて、気がつけばそこは極楽浄土というか涅槃の域に。官能的な音楽に乗せて全出演者による官能的なダンスが繰り広げられるのですが、どっちかというとスローな春の祭典という感じ。今後、伝説的に語られることになるであろう名シーンでした。終演後も暗闇で静かに輝く花びら。



タグ:山田うん
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