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『椿姫』(小野寺修二、カンパニーデラシネラ) [ダンス]

 2017年3月18日は夫婦で世田谷パブリックシアターに行って、小野寺修二さん率いるカンパニーデラシネラの再演(二本立て)を鑑賞しました。最初の演目は、カンパニーデラシネラ「白い劇場シリーズ」第二弾にして「CoRich舞台芸術まつり!2016春」グランプリを受賞した『椿姫』(2016年2月初演)。総計9名が踊る90分の公演です。


[キャスト他]

演出: 小野寺修二
出演: 崎山莉奈、野坂弘、斉藤悠、大庭裕介、増井友紀子、仁科幸、菅彩美、宮原由紀夫、牟田のどか


 アレクサンドル・デュマ・フィスの小説『椿姫』(La Dame aux camelias)を原作とする演劇的ダンス作品です。マルグリット役は崎山莉奈さん、アルマン役は野坂弘さん。

 舞台上に置かれているのは、簡素なテーブルと椅子。テーブルはしばしば即興の舞台となって、その上で登場人物が踊ります。椅子も活躍します。座っている相手の身体を片手で支えながらすっと椅子を抜いてしまう(が相手はそのまま空気椅子)といった振付など。

 セリフもけっこうあるのですが、登場人物の心理やその場の雰囲気など、ほとんどすべてダンスで表現してしまうところが凄い。動きとしては、ノイマイヤーによるバレエ版『椿姫』を連想させるものが多い、という印象を受けます。あと椅子を駆使した群舞や、椿の花が大量に床に置かれるシーンなど、ピナっぽく感じられる演出も素敵。

 終始シリアスな雰囲気で展開しますが、時系列も適度にシャッフルされ、遺品オークションの場面など小野寺さんらしい不条理ユーモアが炸裂するシーンもちゃんとあって、実に巧みな構成だと思いました。



タグ:小野寺修二
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